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寝ても覚めても

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別々のホームへ~2013.03.XX

東寺を後にして、駅ビルでランチをとった。
眼下に電車と線路が見える、おばんざいのお店だった。
お店の名前はもう思い出せない。

お料理の写真を何枚か撮った。
彼も撮ったけど、彼に送信してから削除した。
彼の写真はあまりない。
それは仕方のないこと。

昼食を終えると私は無口になった。
お別れが近づいてきてるから。
「次はいつ逢える?」
「○月に逢いたいな~」
そんな話をしていた。

どちらかをホームまで見送ったあとに、帰る?
と思ったけど、それはあまりにも寂しくなるので、
おたがい連絡通路で別れて、別々のホームに行こう。ということになった。

彼は上り。私は下り。

新幹線が到着するギリギリまで一緒にいた。
ホームにつながるエスカレーターの手前でお別れを言った。

ホームにあがると、線路を挟んだ目の前に彼の姿があって、
彼も私に気付いた。
お互い控えめに手を振ったかと思うと、彼の方のホームに新幹線が滑り込んできた。

あぁ、本当にお別れだ。
寂しい。切ない。愛しい。
そんな感情を抱いている内に、再び新幹線は滑り出し、
その後に、彼の姿はなかった。

待ってる人がいる。
帰る場所がある。
それはお互い同じコト。

だけど・・・。

これから何度、こんな想いを抱くのだろうか

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