2人でシャワーを浴びてる間も、イチャイチャしたりキスしたり、洗いあったり。
触れ合う時間は尽きなかった。
お風呂から出ると彼は下着をつけ、帰る準備をし始めた。
私は同じ部屋にもう一泊するので、帰る準備はナシ。
その代りバスタオル一枚で鏡台の前に座り、髪の毛を乾かし始めた。
すると彼が
「お化粧するんだろ。髪、乾かしてあげるから化粧しな」
とドライヤーを取り上げ、お願いしたヘアオイルを馴染ませて乾かしてくれた。
途中で
「今回みたいなことあるの?主婦のななみが1人で2泊3日したりすること。
出来るの?旦那に怪しまれず・・・」
と聞かれた。
あまりにも唐突過ぎたので、答えが見つからず「あとで答えるね」と返事をしたと思う。
彼のお蔭で支度も順調に進み、地下に停めた彼の車に乗るため部屋を出ることになった。
楽しかったね。気持ちよかったね。会えて嬉しかったね。
ありがと。
そんなことを言ったかどうかは思い出せないけど、心で思いながら
ドアを開ける直前に、キスをした。長い長いキス。
切ないキスをしたあと、ドアを開け、車まで手を繋いで下りて行った。