ホテルに着くとなし崩し的にベットに倒れ込んで服を脱ぎあった。
お酒が入っていたのが原因か、ベッドが濡れる程に潮を吹いてしまった。
けど、彼はお構いなしにクンニしてくれる。
私もいつも以上にお返しした。
酔ってSEXするとこんな感じになるんだね。と彼がつぶやいていた。
私はフワフワとした気分でとても気持ちよかった。
汗まみれ潮まみれになった体をお風呂で洗い合った。
京都での夜はこれで終わり。と思っていた・・・。
お風呂からあがりベットにもどり、さぁ、寝よう。
とし始めたとき、酔っていた私はグチグチと愚痴り始めた。
そう、2人目を死産して以降の主人の事や、次の子を望む親戚(特に姑)からの言葉。
そんなことをグチグチ、ネチネチと。
暫く黙って聞いていた彼だったが、とうとう堪忍袋の緒が切れ
「自分の本当の父親は酒乱で、酔う度に愚痴りキレて暴力をふるう人だった。だから
酔って愚痴るヤツはキライだ」と
「僕は何もしてやれない。抱いてやることぐらいしか出来ない。子供を授かってそれでななみが幸せになれるのなら、
旦那とヤッて子供作るしかないだろ。もう、僕以外とはしてほしくないけど、ななみが幸せになれる為に、
我慢するしかない。」
と、強引に組み伏せられ荒々しく抱かれた。
「ごめんなさい」と何度も許しをこいた。
窓際のテーブルに手を突かされると、カーテンを半分開けて思いっきりバックで打ち付けられた。
窓の外には民家の灯りが見える。
恥しくて恥ずかしくてたまらなかった。
彼は怒りにまかせて抱いている訳じゃなかった。きっと色んな想いが交錯しながら抱いていたんだと思う。
これまで、最後は必ず正常位で私を見ながら果てていた彼が、
バックで果てた。
息の上がった2人は、ベッドに突っ伏して落ち着くのを待った。
「ごめんね。荒々しくして。けど、止めれなかった。ごめん」
と彼
「私こそごめんなさい。もう酔って愚痴ることはしないから」
と私
「嫌いにならないで」と彼が細い声で言った。
「嫌いになんてならないよ。」と彼を包むように抱きしめた。