夕食はお肉が食べたい!と彼にリクエストしていた。
彼は事前に調べてくれたお店に予約をしてくれていた。
三条通りから入った路地にある「松坂牛What's」というお店だった。
坪庭があるオシャレなお店だった。
コースではなく単品注文で私はビールとカクテキを先に注文した。
カクテキがビールによく合い、おかわりすると彼から注意された。
「カクテキじゃなくてお肉食べにきてるんだから、ホドホドにしな」と
お肉は全て彼が焼いてくれた。
とっても良い塩梅の焼き具合。
私は食べるだけ。
時折、私が焼いてあげると「焼きすぎ!」と言われた。
美味しいお肉だとお酒も進む。
お店を出ると私は陽気に歩き出した。
ホテルまでの道すがら、コンビニで高級アイスを買って頬張りながら
「ねぇ。チュウしてよ」「ここでチュウしたいの」とか
甘えていたが、彼はそれを快くは思っていなかったのだ